僕が証券会社を退職して東南アジアで海外就職を決めた5つの理由

海外就職

こんにちは。

東南アジアに海外就職して新たな人生を切り開くことができたソムタム(@somtam_aroimaak)です。

プロフィールにもあるように、29歳の時に新卒で入った証券会社を辞めて、日本企業の東南アジア現地法人に海外就職(現地採用)しました。

東南アジアでは、証券会社時代に得た経済や金融の知識、趣味で学んでいた語学を使いながら、タイのバンコク、ベトナムのホーチミンの2都市をベースにしながら、ベトナム北部のハノイや中部ダナンなど、そして周辺国のカンボジア、ラオスを飛び回っていました。

さて、転職を考えている人は多くても、海外就職を視野に入れて転職活動を進められている人は少ないのではないでしょうか。

 「海外留学の経験がないのに、海外で就職なんて無理なのでは?」
「語学(英語)のレベルをもっと上げないと、海外で就職なんて出来っこない」
「いつかは海外で働きたいと思っていたけど、今がそのタイミングなのか分からない」

海外就職と聞くと、こんな声も聞こえてきそうです。

こうした声に対して、今回は、僕がなぜ転職で海外就職を選んだのか、何故東南アジアで海外就職を決めたのか、その理由についてまとめたいと思います。


1.日本企業の「それ」

見出しからして「あれ」ですが、日本の企業にお勤め経験のある方であれば、ある程度お分かりいただけるのではないでしょうか。

箇条書きにすれば、こんな感じになりそうです。

  • ブラック気質
  • 年功序列
  • 全国転勤
  • 構造的不況
  • 超ドメスティック

そう、日本企業の「それ」です。

僕が新卒で就職した先は証券会社に就職しましたが、それはそれは「ブラック」でした。

社内では「年功序列」が基本で、総合職は「全国転勤」を大前提としており、2~3年の周期で全国各地を異動していく運命にありました。

さらには、「構造的な不況」に悩まされているにも関わらず、「超ドメスティック」のまま変わろうしない。今の時代、情報やお金の流れは国内も海外もないにも関わらず、グローバルの「グ」の字もなかった会社でした。

証券会社の仕組みや実態については別記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。リテール営業の話になります。


今振り返ってみると、こうした日本企業の「それ」を存分に経験したからこそ、海外就職(転職)という道が鮮明に見えたとも言えます。

日本企業の「それ」に気がつかなければ、もしかすると海外就職はなかったのかも知れない、というのが率直なところです。

ですので、ある程度日本の企業を経験した方が、海外就職を意識しやすいのかもしれません。

日本企業の「それ」に気がつくことで、日本企業から距離を置いてみたり、日本企業を相対化してみようとするなど、海外就職が視野に入ってきやすくなるのかと思います(新卒から海外就職にトライしてみる意義については、後日改めてまとめてみたいと思います)。

2.「趣味を仕事に」

「趣味を仕事に」なんて、青臭い考え方なのかもしれません。しかし、誰しもこうした理想は持ってはいないでしょうか。もし、それが実現できたら、どんなに良いことか。

僕の場合、趣味の一つが「東南アジアひとり旅」でした。

きっかけは、新卒で証券会社に入る直前、「社会人になる前の自由な時間は残りわずか」「誰にも縛られることなく自由に旅ができるのは、これが人生最後のチャンス」とばかりに、勢いに任せて東南アジアへひとり旅に出発しました。

旅行スタイルはいわゆる「バックパッカー」。事前に買ったのはバンコクIN バンコクOUTのチケットのみ。50リットルの登山用のザックを背負って、インドシナ半島を反時計回りで一周する旅でした(タイ→カンボジア→ラオス→タイのルートで、この経験はいろいろあり、別記事にもまとめています。)。

この経験は僕にとって大きな財産となり、新卒で証券マンになっても長期休暇を利用しては東南アジアへ足繁く通うきっかけになりました。

また、都内の語学学校へ通ってベトナム語の勉強を始めたり、社会人をやめて大学院で地域研究にトライしてみようかと本気で思ったりと、仕事はそこそこに寝ても覚めても「東南アジア」を考える生活が続きました。

意図的ではないのですが、ある意味、海外就職(転職)に向けた心構えや準備を知らず知らずのうちにしてきた格好です。

そうした中で、東南アジアと関わることを徐々に「趣味」と自覚するようになり、それがいつか「趣味を仕事に」と考えるようになりました。

3.東南アジアが「好き」

東南アジアと出会う前は、高校時代にニュージーランドに語学研修へ行ったり、大学時代も友人とロンドンやパリに遊びに行ったりと、どちらかとうと「欧米」志向でした。

また、大学の第二外国語ではスペイン語を選択するなど、欧米圏以外ではどちからというと「中南米」に関心があり、「東南アジア」もしくは「アジア」はあまり視野に入っていませんでした。

そんな僕が東南アジアのどこに惹かれたのでしょうか。東南アジアの魅力をざっくりまとめると、以下のように集約できるかと思います(あくまで私見です)。

  • 年中常夏で暖かい
  • 日本からほど近い
  • 時差がほぼない
  • 物価が総じて安い
  • 食べ物が美味しい
  • 親日的で優しい

東南アジアに通うにつれて、こうした魅力に気がつくことができました。

あくまで最初は旅行者視点でしたが、通い慣れるうちに、「暮らしてみたい」「住んでみたい」「一緒に交流してみたい(働いてみたい)」と思うようになってきました。

日本以外の第二の故郷として生活のベースにもなりうる魅力が東南アジアにはあるように感じました。

4.「留学<海外就職」

海外旅行や海外留学に興味はあっても、いきなり海外就職にたどり着く方は少ないのかも知れません。

僕の場合も一時期は留学を検討しましたが、以下のデメリットから留学は選択しませんでした。

  • 社会人キャリアがいったん途切れる
  • 社会人としてのスキルを磨きにくい
  • 収入が大幅にダウンしてしまう
  • 留学の費用を貯めなければならない

今の時代、社会人としての人生は40年以上も続きます。そうであれば、1年や2年の留学は遠回りでも寄り道でもなんでもなく、その後のキャリアに大した影響はないのかも知れません。

しかし、僕にとっては留学してもなお「社会人キャリアが途切れず続いていく」というイメージが描けませんでした。

MBAを取得して業務に役立てるぐらいの意気込みやイメージが描けないのであれば、キャリアは途切れてしまう。語学など好きな科目をなんとなく勉強するぐらいであれば、社会人を続けながら二足のわらじでなんとかなるのではないか、という判断です。

また、そうであるからこそ、社会人を続けているからこそ得られる収入がなくなってしまうことも、留学費用を別途積み立てなければいけないことも、大きなデメリットに感じました。

そうした留学のデメリットに対して、海外就職で得られるメリットの方が勝る感じました。

5.「30歳になる前に」

海外就職(転職)するタイミングは人それぞれだと思いますが、僕にとっては「30歳前」が一つの大きなタイミングと感じました。

証券マンのキャリアも、ブラックな働き方を余儀なくされた営業は3年半で終わりました。その後、本社に呼ばれてマーケットアナリストとして新たな経験を積むことになりました。

マーケットアナリストとして一通りの業務をこなせるようになった28歳ぐらいに、この先の展望としてこのままアナリストとしてやっていくのか、もしくは別の道を見つけていくのか、その岐路にあるように感じました。

別の道というのは、営業にまた戻る道もその一つで、総合職であるからには辞令一つでまた営業に逆戻りということも十分あり得ました。

同じ証券会社においてそれ以外の道では、本社において経理や財務、人事、総務などの分野でやっていく道もありましたが、いつどのタイミングでその道が開けるのかはわからないという悩みがありました。

このまま証券会社にいては、自分の人生なのに数年後の自分も想像できない、ありたい自分を思い描いてそれを実現していくことはできない、という悩みに直面したのが28歳ごろでした。

30歳になる前に、思い切って転職することで、具体的にありたいキャリアを追求していきたい、できれば海外就職して好きな東南アジアに住みながら、語学力とともにキャリアアップを図っていきたい、と決断するに至りました。

ここまでのまとめ

以上が、「僕が証券会社を退職して東南アジアで海外就職を決めた5つの理由」でした。

30歳になる前に、ブラックなところも含めて日本企業を一通り経験することができたこと、東南アジアがだんだんと好きになり、そこで「暮らしてみたい」「成長してみたい」などの思いが膨らんできたこと、などが大きかったです。

ただ、新卒で入社した会社がブラック要素が満載の証券会社であったため、早々と転職へのアンテナを張っていたものも事実です。

すでに述べてきたように、いきなり転職の決断ができたわけではなく、海外就職という道が最初からあったわけではありませんが、転職求人サイトへ登録したり、転職エージェントに相談に行ったりもしました。

転職求人サイトや転職エージェントへの登録したのは、証券会社へ入社して1年目と結構早く、転職に向けた自身の考えやキャリアの志向を整理するために使っていました。

ですので、全てが自分だけで決断してきたわけではなく、転職エージェントなどの外部の意見も参考にしてきました(アドバイスの中には、影響を受けるところもあったと思います)。

要は、外部の意見も聞きながら、自分の好き嫌いやキャリア志向、タイミングなどを見極めてきたわけです。

<証券会社時代(20代)に使った転職サービス>

リクナビNEXT:誰でも知っている最大手の転職求人サイトで、一番最初に登録した転職サービス。エージェントからの勧誘は原則ないので、気軽に使えるのが良い。「金融」「20代」「未経験」「アジア」などのキーワードを入力して、興味・関心の赴くままに、求人情報を探しました。

リクルートエージェント:誰もが知っている最大手の転職エージェント。関西の支店に勤務していた当時に利用し、土曜日などに何度か大阪支社(梅田)に面談に通う。非公開情報が豊富で、ハイクラスの求人情報をもらっては目が眩むこと度々。そうしたハイクラスな求人情報にかなり踊らさられてしまったところがあり、当時はあまり使いこなせませんでした。

マイナビエージェント:転職エージェント大手でありながら、敷居はそんなに高くなく、担当してくれたエージェントとの相性も良かった。関西の支店から東京本社に異動してから利用し、京橋のオフィスに何度か相談に通う。履歴書や職務経歴書などの書き方も含めて色々と教わったり相談ができて、大変感謝している。第2新卒や20代で転職を考えている方、ハイクラスに限定せずに幅広く相談したい方にとっておすすめの転職エージェント。

経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】:経理や財務、人事、総務などの管理部門への転職に特化した専門エージェント。経理や財務系への転職を視野に利用してみたものの、当時は管理部門への志望度は低く、使い切れなかった。リテール営業の経験だけだと管理部門への転職は難しいので、一度内勤へ異動して数年そこで経験した後に挑戦してみるか、ファイナンシャル・プランナーや証券アナリスト、簿記、中小企業診断士などの資格を取得してから検討した方が良い。

ごくパーソナルな要素も少なくないとは思いますが、転職をするかどうか悩んでいる方や、海外就職も視野に入れて転職活動を進められている方にとって、参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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