こんにちは。ソムタム(@somtam_aroimaak)です。
- 「東南アジアで海外就職してみたいけど、どうやって進めたら良いのだろう」
- 「周りに海外就職を志望している人がいないので、漠然とした不安がある」
- 「挑戦するからには失敗はしたくない。成功させる方法が知りたい」
今回は、そんな「東南アジアへの海外就職」をめぐる疑問に答えます。
プロフィールにもあるように、僕は30歳手前で東南アジア(タイとベトナム)で海外就職しました。
この記事は、その経験を元にまとめています。
東南アジアを「知る、見る、体験する」
新卒で海外就職するにも、転職を機に海外で働くにも、その仕事の中身が大切であることに異論はないです。
ただ、海外就職をすれば、「生活のベースそのもの」が変わります。
日本では毎朝毎晩、電車で通勤してた人が、ベトナムのホーチミンで新しい仕事に就いたらどうなるでしょうか。
現在もホーチミンに都市鉄道はないため、交通手段は電車以外の手段(バスやタクシー、バイクタクシーなど)になります。
職場に自宅が近ければ歩いて通勤となりますが、ある程度離れていたら交通手段が必要になります。
現地の人々と肌を触れ合いながら、毎朝毎晩ローカルバスに乗ることはできますか?
極端な例ですが、海外で生活するとは、そういうことです。
ですので、まず日本ベースの生活スタイルと、海外に拠点を移して生活するのとでは、大きな違いであることをお伝えしたいです。
海外への憧れだけでは、例え望む仕事に海外で巡り会えたとしても、長続きしない可能性大です。
まずは、生活のベースとなる東南アジアを「知る、見る、体験する」ことが重要です。
と言っても、漠然とそれを行なっても意味はないですので、僕の経験を元にして、以下の通り、主なチェック項目を作ってみました。
- 日本の暮らしに比べて生活水準は上がるのか?下がるのか?
- 現地での生活スタイルはどうなるか?必要なものは何でもそろうのか?手に入りにくいのか?
- 現地での食生活はどうか?ローカル食は口に合うのか?食べ飽きないものか?
- 日本食はどの程度食べることができるのか?スーパーやコンビニで手に入るのか?日本食が食べられる店は多いのか?
- 滞在環境はどうか?電気、水、Wi-Fiなどは揃っているか?
- 現地で言葉はどれくらい通じるか?
- 通勤手段はどうなるか?
- 現地で楽しく過ごせそうか?友達はできそうか?
- 現地就職したら、どういった働き方になるのか?出張や残業は多いのか?
僕としては、1.の日本の暮らしと比べた生活水準は重要でした。
その点、バックパッカーをしながら東南アジアの各地を旅行することで、現地の物価水準や日本人の生活水準などをうかがい知ることができて、日本の生活水準に比べて「上がるのではないか」と確信することができました(実際に働いてみて、生活水準は確かに上がりました)。
また、タイ料理やベトナム料理といったローカル食が大好きで、衛生面で懐疑的な屋台での食事も全く問題ありませんでした。
さらに、たまに日本食が食べたくなっても、容易に日本食にありつける環境であることもポイントでした。
反面、現地の言葉の習得は容易ではないことがわかり、相当の努力が必要と実感していました。
東南アジアで働く人に聞いてみる
今の時代、SNSでかなりの方々と知り合うことができてしまいます。
周囲に海外で働いている人がいなくても嘆く必要は全くなく、FacebookやTwitter、Instagramなどで海外在住者を見つけることはとても簡単です。
例えば、Twitterを使えば、そうした海外在住者はすぐに見つかり、フォローすることが可能です。
Twitterを眺めているだけでも、その人が現地の生活を楽しめているのかどうか、不満な点や愚痴のありかなども分かってきますが、Twitterを通じて積極的に絡んでいけば、現地の状況や生活環境などを情報として教えてもらえることができます。
僕の場合は、当時、mixiのコミュニティがまだまだ機能しており、そこでネットワークを広げてました。
現地に長く滞在しているようなベテランこそ少なかったですが、東南アジアに来てまだ日の浅い社会人や、数ヶ月以内に赴任予定の方、あるいは同じように海外就職を考えてる方と知り合うことができました。
そうした方々とは、メッセージ機能を使って現状を伝えたり、分からないことを互いに教えあったりしてました。
東南アジアの日本人ネットワークにアクセスする
SNS時代において、Twitterなどで手軽にやり取りできるのはとてもありがたいものです。
良いところも、悪いところも、リアルな情報を貪欲に求めていきましょう。
また、それだけでとどめず、Twitterなどで知り合った方々と仲良くなって、現地を訪れた時に食事をするなどの機会を作れば、より具体的に現地生活の実態が聞き出せます。
どこまで親密になれるかですが、現地の自宅を見せてもらえれば、生活イメージがぐっと湧くはずです。
自宅を拝見することで、例えば、
- 掃除や洗濯はどうしているのか?
- 自炊はどうしているのか?
- 日常の買い物はどこへ出かけているのか?
などのイメージも容易になるはずです。
タイのバンコクや、インドネシアのジャカルタ、ベトナムのハノイやホーチミンなどには、日系企業が多数進出しており、日本人もたくさんいます。
現地では日本人のネットワークができており、密なコミュニティが形成されています。
そうしたネットワークにアクセスし、現地生活のイメージづくりを進めることをお勧めします。
海外就職に強い転職エージェントに相談する
どのタイミングで転職エージェントを入れるか迷ったのですが、一番最後にしました。
現地を知ること、現地で働く人に聞いてみること、現地の日本人ネットワークにアクセスすることが何よりも重要で、欠かせないステップです。
そうしたステップを確実にこなした上で、なお海外で就職したければ、海外就職に詳しい転職エージェントへ相談してみましょう。
何をするにも情報と、味方づくりからが鉄則ですので、海外就職の支援実績の高いエージェントに相談することを勧めます。
海外就職に限らないですが、転職エージェントを使った方が良い理由は、以下の通りです。
- 無料で利用できる
- 相談に乗ってくれる
- 求人情報などの情報をくれる
- 面接などをセッティング、調整してくれる
- 待遇面などの交渉をしてくれる
転職エージェントを利用しながら、どこの国でどういった求人があるのか、その求人理由や背景などについて、情報を出してもらいましょう。
また、具体的な相談はできませんが、転職・求人サイトに登録して、海外就職関連の求人情報を追っていくのも手です。
20台の後半という年齢で転職活動をしていた僕の場合は、マイナビエージェントで具体的に相談しながら決めた一方で、リクナビネクストにも登録して海外の求人案件を調べていました。
海外から帰国してさらに転職しましたが、その時は、マイナビエージェントに加えて、リクルートエージェントを使っていました。
転職では、エージェントを一つに絞らず、複数使うのがもはや常識になりつつありますが、海外就職でも同様です。
エージェントは、東南アジア各国への海外就職事情や現地生活の実態など、さまざまなことに相談に乗ってくれますが、エージェントや担当者によって、提供してくれる情報の量やアドバイスの具体性は正直まちまちです。
複数のエージェントに登録して、さまざまな情報を広く集めながら、これまでのステップで集めてきた生の情報と組み合わせて、転職活動を有効に進めていきましょう。
新規会員登録(公式サイト)>>>リクナビNEXT
転職支援サービス申し込み(公式サイト)>>>マイナビエージェント
転職支援サービス申し込み(公式サイト)>>>リクルートエージェント
ここまでのまとめ
以上、「【これで失敗なし】東南アジアで海外就職を成功に導く4つのステップ」でした。
海外就職に関する情報はあまり出回っていませんが、アンテナを正しい方向にちゃんと張ることで、必要な情報はしっかり集めることは可能です。
ぜひ着実にステップを踏みながら、失敗しない海外就職をしてみてください。
それでは。
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