証券リテール営業からのキャリアアップ、転職を紹介【6事例】

転職

こんにちは。元証券マンのソムタム(@somtam_aroimaak)です。

今回の「証券会社のリテール営業からのキャリアアップ&転職!6事例を紹介!」では、

  • 証券会社でリテール営業やってるけど、その後のキャリアをどう考えたらいいの?
  • リテール営業を起点としたキャリアアップの事例として、どんな道があるの?
  • リテール営業が嫌すぎて転職を考えてるけど、何を基準に転職先を探したらいいの?

といった疑問に答えていきます。

僕の証券会社時代の経験によるものではありますが、同じようにリテール営業を経験して転職していった同期や先輩、後輩たちの事例を踏まえてまとめてありますので、参考にしてもらえる点は多々あるかと思います

僕の証券会社時代のバックグラウンドは、プロフィールをご覧いただくか、過去記事を参照いただければと思います。

それでは、「証券会社のリテール営業からのキャリアアップ&転職!6事例を紹介!」について、まとめます。

1.営業が向いてる、営業を極めたいなら

証券リテール営業をやっていて、「自分、営業が向いてるかも」と思えるなら、営業の道を突き進むべきです。

  • 厳しいノルマに耐えながらも、ノルマ達成の喜びを感じられる。
  • ノルマを達成した分、ボーナスなどで金銭的に報いてくれる成果主義がフィットしている
  • 出世競争を意識できるなど、厳しい競争環境でやりがいを感じられる

といった感覚の持ち主は、営業の道をどんどん進みましょう。

また、

  • そもそも対人関係を築くのが得意
  • 誰とでも仲良くなれる
  • お客さんから慕われやすい

といった素質がある人も営業向きです。

「営業が向いてる」「営業の醍醐味をもっと知りたい」「営業を極めていきたい」と思うなら、キャリアアップの方向性は次の2つです。

①同じ証券会社でリテールのキャリアを駆け上がる

すでに結果を出しており、周囲からちゃんと評価をもらい、それに満足しているケースです。

転職を考えることなく、同じ証券会社でがむしゃらに出世を目指すべきです。

同期の中で最多のボーナス、年収を稼ぎながら、出世競争を爆進していきましょう。

出世頭のスーパー証券マンなら、早ければ30代前半で課長級に、30代後半で支店長級も夢ではありません。

年収も早ければ20代後半にして1,000万円に到達するでしょう。

②他の金融機関に転職し、より実力主義の世界で腕を磨く

営業に自信があるものの、「自分の証券会社に将来性を感じない」「企業文化や組織体制が合わない」「もっと実力を評価して欲しい」と思ってしまうケースです。

金融機関は、より大手の証券会社という選択肢もあるでしょうし、富裕層相手の都市銀行、信託銀行に転身するのもありです。

また、仕事の幅を広げる意味では、大手生保に転職するケースもあります。

僕の身近なところでは、外資系の生保に転身するケースをよく知っています。

外資系に転職して、順調を仕事を回していけば、20代にして1,000万円を超えるような年収を手に入れられたりするそうです。

③金融機関以外の事業会社に転職し、あえて業界未経験から実力を試す

証券や金融にあまり興味が持てなかったケースで、メーカーなどの異業種に転職する道です。

ポイントは、業界未経験の分野で営業するとしても、「BtoC」(個人客向け)の軸を崩さないことです。

個人客向けのリテール経験を活かすことが、証券会社以外の異業種でも成功できる確率を高めます。

ただ、証券や金融に比べて、ボーナスや年収、出世のスピードなどで劣る可能性のは注意したいポイントです。

僕の周りでは、製薬会社のMRに転身する例がありました。

医者向けに対する営業なのでBtoCに近いところもありますが、証券リテール時代のスキルは活かせているのか疑問です。

取っておいたほうが良いおすすめ資格

2.調査部門(リサーチ)へ行きたいなら

証券会社に入社したからには、調査部門(リサーチ)に行きたいと思う人は少なくないと思います。

証券会社には、企業調査をするアナリストのほか、経済・産業調査やマーケット分析、海外市場、為替、クオンツなどの担当者を抱えています。

大手証券会社であれば、同じグループにシンクタンクを持っていて、産業別やテーマ別に多数の専門家を擁しています。

かく言う僕も調査部門の経験者でして、リテール営業を3年半やった後、東京本社でマーケットアナリストをしていました。

リテール営業を通じて、

  • 顧客に株式や投信を勧めるにも、確たる情報が必要だ
  • 四季報やアナリストレポートを読み漁るのが好きで、自分でも独自に調査・分析している
  • 自ら一次調査して、顧客や営業マンの役に立つ調査レポートを書きたい

と思えるのなら、調査部門への道を進むべきです。

キャリアアップの方向性としては、次の一択になります。

同じ証券会社の調査部門(リサーチ)へ異動する(異動のチャンスを待つ)

証券リテール営業の経験しかない中で、いきなり転職して調査の仕事に就くのは困難です。

いったんは、同じ証券会社の調査部門へ異動する道を探りましょう。

ただ、僕の経験からして、調査部門への異動は狭き門です。

シニアクラスのアナリスト陣が長老のごとく居座っており、空きのポストがなかなかないからです。

また、調査部門への異動願いを出している人は数知れず、少ないポストに大量の希望者が集まっている構図です。

調査部門への異動は、リテール営業を無難にこなしながら、その機会をじっと伺うことになります。

人によっては、同じリテール営業として複数の支店を異動して回った後、ようやく30代になって調査部門に異動できる人もいれば、僕のように初めての異動(新卒で入社して3年半後)で調査部門へ異動できるなど、人によってチャンスはまちまちです。

調査部門へ一貫して異動願いを出しているにもかかわらず、結果としてリテール営業ばかりをずっとやる人や、法人営業に異動する人、総務や人事などのバックオフィスに入ってしまう人など、希望が必ずかなう訳ではありません。

僕がリテール営業から調査部門へ異動、アナリストに転身できた理由については、過去「【証券会社の異動】僕がリテール職からアナリストへ転身できた5の理由」という記事にまとめてありますので、参考にしてください。

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3.金融を起点に仕事の幅を広げたい(保険や不動産、相続相談など)

リテール営業で携わった金融を起点にしながら、保険や不動産など仕事の幅を広げていくのも一つの道です。

リテール営業をやっていると、顧客の資産運用のニーズは非常に多岐にわたることがわかります。

株式や投資信託、債券などの金融商品ばかりでは、そうした多様なニーズに応えきれない現実があります。

例えば、

  • 貯蓄へのニーズ(定期預金、貯蓄性の高い保険はやはり根強い人気)
  • 保険へのニーズ(他の金融商品にはない税制面でのメリットあり)
  • 不動産へのニーズ(土地など不動産こそ資産と考える人は多い)
  • 相続へのニーズ(自分たちの世代よりも、子や孫世代へどう資産を残していくか)

などです。

証券リテール営業でも保険の取り扱いをしていたり、相続相談に乗るなどの業務はあります。

また、税理士などと提携しながらセミナーを開催するなど、多様なニーズを取り込むアプローチは当然やります。

ただ、証券リテール営業の立場では、そうした取り組みも所詮は周辺ビジネスであり、興味はあってもそこに本腰はあまり入れられません。

顧客のそうした幅広い資産運用ニーズに応えていく道として、次の2つのキャリアアップを考えてみてはいかがでしょうか。

①同じ証券会社で異動し、営業支援部門で周辺ビジネスに携わる

一つ目の道は、同じ証券会社の中で営業支援部門に異動することです。

保険や不動産、相続などの周辺ビジネスを担当する専門にする部門に就くことで、不動産会社や税理士、弁護士などと連携しながら仕事をします。

自社だけでは提供できないサービスを、専門家などとネットワークを構築しながら、連携して提供していく面白さがあります。

不動産や保険、相続といった知識が幅広く求められるほか、セミナー開催などの企画力、専門家などのとの調整力を高めることができます。

②信託銀行や税理士法人に転職し、自ら幅広のビジネスを手掛けていく

証券会社では周辺ビジネスとしての位置付けになりますが、信託銀行や税理士法人などでは幅広のニーズこそが自らのビジネスです。

そうした幅広のビジネスを手がける信託銀行や税理士法人に転職してみるのも手です。

ただ、求められる知識が広くなる上、専門性は非常に高くなるので、リテール営業時代にしっかりその辺の勉強をしておくことが必要です。

ファイナンシャル・プランナーは1級まで確実に取る、プライベートバンカー(PB)資格も取得しておくなど、一介のリテール職とは意識の差が別格で当然です。

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4.中小企業の支援に取り組んでみたい

リテール営業をやっていると、中小企業の社長に出会うケースもあることでしょう。

中小企業の社長とお付き合いする中で、中小企業の経営者がさまざまな悩みを抱えていることを知る機会があります。

中小企業という法人のニーズはさまざまで、万が一の事態に備えた事業保険や、事業承継、相続対策のほか、人材を確保しながらどう事業を行っていくかという経営相談、海外進出などの販路開拓などがあります。

中小企業の社長との出会いから、中小企業の支援こそやりがいと思うなら、次のようなキャリアアップはどうでしょうか。

①同じ証券会社の法人営業、法人部門に異動する

中小企業という法人を支援という意味では、法人営業などの専門部門に異動するのが一手です。

中小企業の資金調達や余剰資金の運用などが主な業務ですが、保険会社や税理士などの専門会社や専門家と連携しながら、幅広いビジネスを展開できます。

ただ、具体的な経営相談や海外進出などの販路開拓支援などは、証券会社の法人部門が手掛けられる範疇を超えています。

その辺は、都市銀行や地方銀行などががっちり握っています。

②地銀や税理士法人、M&Aコンサルなどに転職する

中小企業の経営相談に乗りながら、包括的に中小企業を支援したいのであれば、地銀や税理士法人などに転職するのが早道です。

言うまでもなく、証券会社からは比較的陸続きとは言え異業種になり、専門性も高い仕事ですので、リテール営業をしながらしっかり資格を取得することが必要です。

取っておいたほうが良いおすすめ資格

  • 中小企業診断士
  • 税理士資格

5.資産運用、投資が好きすぎるなら

リテール営業は得意ではないけど、株式や為替などの金融が好きで、資産運用や投資系への興味や関心が高いケースです。

証券会社で好きがビジネスにつながれば良いのですが、なかなかそうもいかないのが難しいところです。

また、個人的に投資を思う存分やって経験を積みたくても、証券会社に在籍している限り、自由な売買は制限されてします。

資産運用や投資が好きであれば、自分自身で投資経験を積みながら、そうした好きをビジネスにつなげる道を探っていきましょう。

①証券会社を辞めて、自由な立場で運用を始める

自由な立場で運用経験を積むには、まずは証券会社を辞めてしまうのが早道です。

僕も証券会社を辞める、転職すると決断するや否や、何を始めたかと言えば、ネット証券の口座開設でした。

リテール営業をしながら、経済や金融の知識、相場の読み方などをひたすら蓄えてきたわけですので、自己資金を使った思い切って投資をしてみましょう。

②「ファイナンシャル・プランナー」として働いてみる

証券会社でのリテール営業経験や、自身の投資経験などをベースにしながら、「ファイナンシャル・プランナー」として働いてみる道があります。

保険や投資信託の販売代理店、FP事務所などで、独立・中立の立場から資産運用のアドバイザリーを行う道です。

販売代理店やFP事務所で勤務して保険や投信の相談に乗る(販売する)傍ら、住宅・不動産会社などと連携しながら顧客を集め、相談会などを行うほか、セミナーで講師をしたりします。

個人のFPとしての経験や肩書がモノをいう仕事なので、ブログをやって情報発信したり、専門誌やメディアなどへの露出を高めたりして、自己ブランディングしながら差別化できると良いです。

取っておいたほうが良いおすすめ資格

6.ドメスティックな仕事よりもグローバルに働きたい

証券リテール営業をやってみると、日本の将来を悲観する場面が結構あります。

  • 海外市場の相場が好調なのに、日本市場だけ不調(→日本パッシングを感じる)
  • 株価は上昇してるのに売買代金が増えずに盛り上がらない(→海外投資家も含めて本格的な買いが入っていない)
  • 政府・日銀の買い支えが明らかで、官製相場そのもの(→いつ相場が崩れてもおかしくない)
  • 株価が上昇しても、顧客の景気実感とは真逆の動きに見える(→株価の上昇を素直に喜べない)
  • 顧客の高齢化と向き合わざるをえない(→証券会社の高齢者依存度が高過ぎて数十年先が不安視される)

などです。

特に、証券会社でリテール営業をやっていると、日本の少子高齢化に向き合わざるを得ず、絶望的にならざるを得ません

以前「【高齢者ビジネス?】証券会社の将来が悲観的過ぎてもはやオワコン!」や「【就活生必見】証券会社のリテール営業に将来性を感じない4つの理由」という記事をまとめましたが、僕は証券会社の将来性をかなり悲観的に見ています

また、証券会社には海外部門がしっかりあるものの、大手を除く証券会社の大部分がドメスティックな仕事をメインとしています。

これだけグローバル化が進み、金融やネットの世界でボーダレスになっているのに、証券会社の自己変革はなかなか進みません

ということで、僕はリテール営業を3年半、その後、東京本社でマーケットアナリストを2年半やった後、証券会社から転職し、東南アジアへ海外就職しました。

証券会社から転職し、海外就職する

証券会社から転職して海外就職する道は、一般的でも、事例としてありふれているわけでもありません。

まして、証券リテールから一気に海外就職するのが良いかも、人それぞれです。

一般化はできませんが、最低限の英語力と海外への興味、やる気があれば、道は開けます。

具体的な経験談として、3年半のリテール営業を経験後に、調査部門(リサーチ)を2年半経験して海外就職した僕の経験を参考にしていただければと思います。

過去に「僕が証券会社を退職して東南アジアで海外就職を決めた5つの理由」という記事をまとめましたので、ご覧ください。

取っておいたほうが良いおすすめ資格

  • TOEIC

証券リテール営業からのキャリアアップ、転職のまとめ

以上、「証券会社のリテール営業からのキャリアアップ&転職!6事例を紹介!」をまとめました。

リテール営業は肉体的にも、精神的にも、かなり辛いところがたくさんあり、自分と向き合い、自分を見つめ直す機会はたくさんあると思います。

リテール営業をやる中で、自分がどういった適正や興味、関心を持っているかを改めて知りながら、この記事を参考に今後進むべき道や取っておくべき資格などを見極めていただければ幸いです。

また、将来的に転職もありかもと思うのであれば、早めに転職求人サイトや転職エージェントに登録し、情報収集や具体的に相談するのもありです。

転職求人サイトも転職エージェントも無料で利用できますので、うまく活用しながら、証券リテール営業からどうキャリアアップすべきか見極めてください。

もちろん、転職せずに同じ証券会社でキャリアアップするのもありです。

過去にまとめた「【証券会社からの転職】おすすめエージェントと感想、使い方を紹介!」もご覧ください。

以上です。

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