こんにちは、元ライター、元編集者のソムタム(@somtam_aioimaak)です。
今回の「【無料で使える編集ツール】2つの文章を比較して違いを教えてくれる「差分君」が優秀すぎる」では、
- チームで編集作業を行なっているけど、どこに追記や修正が入ったか分からなくて困っている
- 編集作業中にワードファイルに修正が入ったけど、修正履歴が付けられてなてく変更箇所がわからない
- 修正箇所を目視でずっと探してきたけど、「漏れなく正確に」見つけるには正直限界を感じる
- 文字や数字、句読点といった文章の変更箇所を素早く見つける便利な方法はないの?
など、編集者(プロに限らず、編集作業を行う人全般)が持つ疑問や悩みに答えたいと思います。
僕は今でこそ上場企業のIR担当ですが、かつては企業PR誌のライター兼編集者だったり、メディアの編集記者をやってました。
まだ編集者として駆け出しの時代に、先輩編集者にある今回紹介する便利サイトを教えてもらったのですが、上のような悩み瞬時に解決し、それ以来、編集作業には欠かせない必須アイテムとなっています。
非常に優秀なサイトなのに無料で使えるため、プロの編集者だけでなく、
- 一般企業で社内報を担当している広報担当者
- 法務部で弁護士事務所などと契約書の作成・確認作業を担当している方
- 大学のサークルや自治会などで、会誌やフリーペーパーなどを作成している方
など、編集作業に関わる全ての方に必見です。
それでは、「【無料で使える編集ツール】2つの文章を比較して違いを教えてくれる「差分君」が優秀すぎる」について、まとめていきます。
無料なのに極めて有能な「差分君」
2つの文章を比較して違いを教えてくれる便利サイト「差分君」を紹介します。

「差分」とは、ファイルやテキストなどの「修正前」と「修正後」の違いのことです。
差分君を使うことで、テキストの修正前と修正後で異なる箇所を簡単に見つけることができます。
文字や句読点、スペースの有無での違いも見つけてくれる、とても優秀なツールです。
「差分君」を使ってみる①テキストを貼り付ける
さっそく差分君を使って、修正前後の文章の違い(差分)を見つける方法をまとめます。
差分君には、テキストを入力できるボックスが縦に2つ並んでいます(「データ1の内容」と「データ2の内容」)。

まず、「修正前」のテキストをデータ1(上)に入力します。
次に、「修正後」のテキストをデータ2(下)に入力します。
「差分君」を使ってみる②差分結果を確認する
修正前と後の文章をそれそれ入力したら、右側にある「実行」ボタンを押します。

すると、差分の結果が画面右の「結果!」の欄に表示されます。

「青い打ち消し線」と「赤い下線」の2つが表示されていますが、それぞれの意味合いは、以下の通りです。
データ1(上)とデータ2(下)の2つの文章を比較して、
- データ2(下)の文章に含まれていない部分→「青い打ち消し線」
- データ2(下)に文章が追記されている部分→「赤い下線」
として表示されます。
つまり、修正前と修正後を比較(差分)した時に、
- 「青い打ち消し線」→削除された箇所が分かる
- 「赤い下線」→追記された箇所が分かる
仕組みです。
この差分君があれば、「修正履歴がないから、どこに変更が入ったか分からない!」といった事態にはならないと思います。
ここまでのまとめ
以上、「【無料で使える編集ツール】2つの文章を比較して違いを教えてくれる「差分君」が優秀すぎる」でした。

今回紹介した差分君は、わずか4ステップで、テキストの修正前と修正後の差分が比較できる大変便利なツールです。
無料なのに極めて優秀なので、編集作業をする際はぜひ差分君を使ってみてください。
ライターや編集者は、こうした細かい部分にも目を配る必要があり、さまざまな便利ツールを活用することが仕事の能率や品質を高めることにつながります。
そうした意味で、差分君だけでなく、色んな便利ツールを活用すべきです。
例えば、第一線で活躍するライターや編集者がからなず持っている「記者ハンドブック」もその一つです。
編集現場ではこの記者ハンドブックを根拠に表現をどうするべきが議論が行われており、必携の一冊です。
差分君とこの記者ハンドブックはぜひ常用して欲しいツール、本なので、積極的な活用をおすすめします。
以上、ソムタム(@somtam_aioimaak)でした。
コメント